フィリピン赤十字ダバオ市支部(以下PRC-Davao City)、2020年3月のパンデミック宣言以降に不足していた血液の供給が、今年から増加していることを明らかにした。献血担当のRizh Abellano氏は、2023年には12,000以上の血液ユニットを確保することを目標としており、幸いなことに、献血を開催する組織や団体が増えていると語る。
「今のところ、我々は好調だ。ダバオ市支部の血液センターには、多くの血液の供給があ理、どのような血液製剤もすぐに利用可能だ。我々はダバオ市だけでなく、近隣の州や他の地方にも対応している」とのことだ。現在、PRC-Davao Cityには十分すぎるほどの供給があるという。
血液センターは通常、供給が不足することはない。しかし、デング熱や手術など、献血を必要とする症例が増加すると、需要が急増するのだそうだ。また、PRC-Davao Cityは4月15日に創立75周年を迎える。同支部のサービスに対する市民の意識向上のため、パレードなどの活動が行われる予定だ。
パンデミック以前から献血不足は同支部を悩ませる一因となっていた。追い打ちをかけるように、2020年の7月には、血液不足が臨界点に迫るという問題が発生した。外出が出来ない中で、献血件数が著しく減少したためである。今回のニュースは、パンデミックが収束した現在、市民の意識が高まっていることの表れのようだ。