
全国交通組合連合(以下NCTU)北部ミンダナオ支部は、3月6日から予定されている1週間の全国交通ストライキに参加しないことを決定したという声明を出した。NCTUは以前、フランチャイズ統合と伝統的なジプニーの廃止に反対するため、全国交通ストライキに参加する意向を示していた。しかし、北部ミンダナオ支部は突然それを覆し、参加しないことを決定した。理由は挙げられていない。
一方で、NCTU北ミンダナオ支部のコーディネーターを務めるJoel Gabatan氏は3月4日の地元紙の電話インタビューにて、彼らは今回のストライキには不参加であるが、公共車両近代化プログラム(以下PUVMP)の一部であるフランチャイズ統合に関するジプニー事業者の様々な懸念に対処するよう求めていると述べた。陸上交通許認可規制委員会(LTFRB)は、フランチャイズ統合の期限を今年末まで延長した。
Gabatan氏によると、同組合の組合員でもあるジプニー事業者からは、高額な手数料と起こりうる結果を恐れて懸念を表明することができないという声も上がったという。「統合後は所有者が組合になるため、特に自分達はすでに統合されたなどという不満を漏らした者は、フランチャイズを脱退させられることになるだろう」と同氏は語った。