【News】ダバオ最大のバンケロハン公設市場改装計画、初期構想から7年経つも依然として未決定

バンケロハン公設市場の様子

ダバオ市の市政府企業民営化委員会(the Committee on Government Enterprises and Privatization)によると、バンケロハン公設市場の改装計画は初期構想から7年経った今も定まっていないという。ダバオ市議会議員で同委員会の代表は先月27日に地元のラジオにて「依然として土地の所有権に関する問題など書面上の問題が残っていて、現在対処している最中だ」と言及した。現在市場は私有地に位置しているが、改装計画についての相談は既に終えているという。本改装計画の初期構想は2016年に立ち上がり「バンケロハン近代化計画(the Bankerohan Modernization project)」と名付けられ、2018年に工事が開始される予定だった。

本計画では、ダバオ市屈指の公設市場であるバンケロハンを、青果食品や肉製品を貯蔵して置けるような貯蔵庫など、現代的な設備を備えた清潔でモールのような雰囲気のあるスーパーマケットに転換することを想定している。以前、農務省(the Department of Agriculture :以下DA)はバンケロハンを単なるじめっとした市場ではなく農家たちの交流拠点にしたいと展望を語っている。

一方、DAより改装費として7億4,000ペソが割り当てられていたアグダオ公設市場の工事はほぼ終わっている状態で、もうすぐ再オープンする予定だ。衛生面や閉鎖的な雰囲気でやや観光客にとっては敷居が高かった公設市場。今回の改装計画で観光客にとっても非常に敷居の低いものとなるに違いない。農家交流の拠点に留まらず、ダバオ屈指の観光地となることにも期待を寄せたい。

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