【News】ダバオ市で「ある自転車」に乗る子どもたちが交通安全上の課題に

ダバオ市自転車専用レーン

ダバオ市で着実に普及が進む自転車だが、子どもたちが乗る「ある自転車」が非常に危険だと、都市交通管理局(CTTMO)は指摘している。どのような自転車が危険であり、どのような対策を取ろうとしているのだろうか?

CTTMOのDionisio Abude所長は、出演したダバオ市災害ラジオにて、ダバオ市内の主要道路沿いを自転車で走る子どもがいるという報告を受けていると述べた。また、副市長のオフィスが撮影した写真も送られてきたという。

交通量が多く、かつ車がかなりのスピードを出す主要道路付近で自転車に乗っているということだけでも恐ろしいが、それよりも恐ろしいのは彼らが乗っている自転車だ。写真に載っている子どもたちの自転車はどれも改造されていて、ブレーキが外されているというのだ。CTTMOの職員も改造自転車に乗る子どもたちを見つけたことがあり、特にGap Farm Resort付近の順回路で乗っているのを見かけたという。

Abude所長は、事故の原因となるだけでなく、子どもたちや車に乗る人たちの命も脅かしかねないと述べた。また、職員が自転車もいくつか押収し、保護者が取りに来て話をしなければすぐには返さなかったとも述べている。

ダバオ市で自転車に乗るためには、各バランガイで登録をする必要がある。20ペソで登録ができ、その際には①ヘルメットなどの頭を守るもの、②反射板やライト、③ベルやホーン、④ブレーキが使えるかを確認する。安全確保のため、これら4つの条件は必ず守らなければならない。そのため、ブレーキを効かないようにした改造自転車は、本来乗ることができないはずだ。

子どもの命だけでなく、周りの人の命も脅かしかねない。改造自転車に乗らないよう、子どもたちに働きかけていくことが求められている。

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