【News】ダバオ市のこれまでの自転車普及の歩みが評価される、交通関係の賞で「銀賞」を受賞

ダバオ市自転車専用レーン

新型コロナウイルスの感染拡大により、新しい動きがダバオ市にも見られた。そのひとつが「自転車レーン」で、ダバオ市には2021年7月に54.71キロメートルにおよぶ「メトロダバオ自転車レーン網」ができたばかりだ。これらの功績が称えられ、ダバオ市はある賞を受賞することとなった。

11月25日木曜日、ダバオ市は交通に関する賞「Mobility Awards」にて銀賞を受賞した。この賞は、ダバオ市が自転車ユーザーに優しい道路を作ろうと努力したことを称えたものだ。

今回の受賞について、環境団体IdisのMark Penalver代表は、この自転車レーン網だけでなく、そこに関わる人々や団体も、ダバオ市が自転車に優しい街づくりをするために重要な役目を果たしたと述べた。そして、「理由の一つには、自転車ユーザーにとって安全な環境のために、ここに関わる人たちが根強く陳情や支持をしてくれたからだ」と語った。その一例として、自転車に関する団体である「Cycle for Life」、「Lend-a-Bike」、「Ecoteneo Knightriders」といった組織が、建設工事や方針の作成、自転車の安全を守るための情報や教育をおこなうといった活動をしてきたという。

また、行政主導の自転車を置くスタンドや、明るくして分かりやすくした駐輪場の設置、自転車議会の設立といった活動にも、行政外からの協力があったと述べた。

さらに、自転車レーンの導入に際しては、市長令が出されたり、キャンペーンがおこなわれたりしたことで、市民のなかで自転車ユーザーと自動車ユーザーで道を共有するという意識が高まったとも述べた。

このように、自転車の普及にあたっては、ダバオ市役所などの行政だけでなく、そこに協力した人たちがいたからこそ、ここまで自転車がダバオ市の中で普及したことが分かる。今回の受賞は、尽力してきた人々の努力が認められたものとなった。

今後ダバオ市では、自転車を活用した「サイクルツーリズム」の導入も計画されている。日本の遺跡やチャイナタウンをめぐるツアーも計画されているため、日本からダバオ市に遊びに行く際にもしこのプログラムが始まっていれば、参加してみてはどうだろうか?

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