16日木曜夜からフィリピンを襲った強力な台風「ライ(フィリピン名:オデット)」は、フィリピン各所に大きな被害をもたらした。ダバオ市でも直撃はまのがれたものの、さまざまな被害があった。
ダバオ地方では、台風の影響で行政は休業し、どの学校でも休校となった。ダバオデオロ州では16日、公立私立問わず、すべての学校で休校となった。また、16日時点で川が氾濫したが、その危険があった住民はすでに事前の避難を完了させていた。ダバオデルノーテ州ではすべての学校が休校となり、行政も正午で業務を終えた。
ダバオ市では対面授業、市庁舎での仕事、ワクチン接種などが中止となった。その範囲は公立私立の学校、台風の対応をするチーム以外の行政、ワクチン関連の業務などに及んだ。また、ダバオに着港する船についても、海の状態が良くなるまで一時的に運航中止となった。
18日金曜日、台風が去った後のダバオ市はその影響を大きく受けていた。市民のほとんどは、電話やインターネット回線を使うことができず、仕事をできない人が多く出た。また、電話が使えない状態となったため、なかなか連絡が着かない状況となった。
今回の台風については、まだ見えていない状況もあるかもしれない。今後の情報を待ちたい。