コロナ禍に入ってから自転車の普及が進み、ダバオ市内には自転車レーンが続々と整備されてきている。この流れを受けて、観光省としても自転車を生かした”あるアイデア”があるという。
観光省長官のBernadette Romulo-Puyat氏は、国内のサイクルツーリズムを普及させる計画があることを明らかにした。また、将来的にはバイクツーリズムのさらなる普及も検討したいと語っている。Rumulo-Puyat氏は、「フィリピンを見てまわるには一番いい方法だからです。そして、国民のみなさんも健康について気を遣い始めているので、運動にも最適です」と語った。
現在、観光省は各地方自治体と協力し、サイクルツーリズムに適した場所を探しているところだという。また、ダバオ局長を務めるTanya Rabat-Tan氏によると、ダバオ地方のサイクルツーリズムスポットとして、日本の遺跡ツアーやチャイナタウンツアーを提案しているという。現在、観光省ダバオ局とダバオ市役所はアクティビティについて、そのコンセプトを練っているところだ。
さらに、Rabat-Tan氏は「冒険を求める人々(adventure seeker)」のために市外の自転車道を整備しているところだと語った。同局によると、ダバオ地方には自転車とリンクしたアクティビティが豊富にあるため、さらなる自転車ビジネスの発展が可能だという。実際にサイクリストを魅了している有名スポットして、Calinanの自転車ショップが位置するLantaw Davawが挙げられる。ここはダバオ市やダバオデルノーテ州を見渡せる景勝地となっている。
この計画はコロナ禍後のことも見据えており、ダバオ市の歴史を巡るツアーも計画しているという。
コロナ禍に入り、様々な制限がある中で新たな”可能性”も生まれた。ダバオ地方の豊かな自然を巡るサイクルツーリズム、皆さんも実際に体験したいと思ったのではないだろうか?