制限のないGCQに戻ったことを受け、ダバオ市はイベントの再開を許可することを明らかにした。会議、集会、展示会などの実施が許可されるが、規模は最大50%に抑えられることが求められる。
10月6日、ダバオ市観光局(CTOO)のGenerose Tecson局長は、これまで厳しい隔離レベルが敷かれていたが、4か月ぶりにイベントの実施を許可すると述べた。Tecson局長によると、イベントは会場の最大収容数の最大30%でおこなうことで許可されるという。また、10月1日に出されたイベント実施のガイドラインによると、イベント主催者はビジネス許可証、ダバオ市の観光証明、観光局の認定をもっておくことが必須となる。また、供給業者もビジネス許可証、出展者も職業許可証をもっておくことが必須となる。
ダバオ市外の主催者は市長の特別許可もしくは職業許可証、および現在保有するビジネス許可が必須となる。イベント通知や市長の特別許可のための申請書は、ダバオ市観光局の公式ホームページで手に入れることが可能だ。
イベント会場については、その年のビジネス許可、ダバオ市の観光証明、観光局の認定をもっておくことが必須である。また、市長の特別許可もしくはイベントをおこなうための観光局発行のイベント通知を示さなければならない。ダバオ市観光局は、関係各所にその年のビジネス許可や職業許可証をもっておき、政府組織やダバオ市役所のガイドラインや方針に従うよう呼び掛けた。また、隔離レベルの変更や市民からの要請があれば、イベントは自動的にキャンセルされるともいう。
ダバオ市災害ラジオにて、ダバオ市観光局は、「現在GCQであることをうれしく思います。しかし、MGCQに移行するかは私たちにかかっています。どれだけ自分を律し、感染対策を講じるかが求められています」と語った。
また、観光については、ダバオ地方の観光客だけが許可されている。居住していない許可された人だけがダバオ地方に入ることができ、ダバオ国際空港から入ってくる人は72時間以内のPCRテスト陰性結果の提出が求められる。
このように以前より緩和されるものの、多くのダバオ市民がいくらワクチン接種を終えているといえど気を許していい時ではないと同所長は述べ、「大騒ぎできるという意味ではありません。適した時ではないのです」と語った。
さまざまな場面で緩和されるものの、これまでどおりの感染対策を続けていくことが求められている。