【News】東京五輪まで残り1週間、ダバオ出身のNesthy Alcayde Petecio選手も東京入り

ダバオ

いよいよ東京オリンピックまで1週間と迫ってきた。各国からアスリートが日本に集まっている中、ダバオ出身のアスリートも東京入りしている。国際ボクシング連盟(AIBA)女子世界ボクシング大会チャンピオンであり、ダバオ市でボクサーとしての腕を磨いてきたNesthy Alcayde Petecio選手がその一人だ。

7月16日、タイのバンコクから東京に到着したのは、Petecio選手を含め、Irish Magno選手、Carlo Paalam選手、コーチのElmer Pamisa氏、Don Abnett氏、Reynaldo Galido氏である。また、Eumir Felix Marcial選手は、トレーニングをしていたアメリカ合衆国コロラド州から東京に入っている。

AIBA女子世界ボクシング大会チャンピオンのPetecio選手は、ダバオデルサル州Sta.Cruzの出身であり、ダバオ市でアマチュアボクサーとしてデビューした。タイでのトレーニングに参加していた同選手は「とても興奮しています!」と答え、初めてオリンピックのリングに上がることを心待ちにしている様子だった。

また、タイ滞在中はSNSアカウントで友人や家族と交流していた。その様子を伺うに、Petecio選手はかなり減量したようで、本人曰くトレーニング中は果物を取っていたので大変だったという。同選手にどれだけ減量したか伺ったところ、「それは秘密ですが、かなり落としました」と答えたという。そのため、本人は以前よりもフットワークが俊敏になり、トレーニング開始時より動くのが楽になったと語った。しかしながら、実際に戦ってこれまでの努力を証明しなければならないとも言葉にした。

そして、Petecio選手はPCRテストのころが気がかりだとも口にし、「陽性と出てしまえば、もう試合に出れません。だからテストのことがもっと怖くなっているのです」と語った。出場する選手やコーチは、7月13日にすでに2回目のワクチン接種を終えている。また、2回おこなわれたテストでも陰性であったという。今回のオリンピックはコロナ禍でおこなわれるため、Covid-19にかからないようにすることは選手の大きな負担になっていることが伺える。

ボクシングの試合は7月24日(土曜日)から8月8日(日)に開催され、7月28日(水)以降にベスト8の試合がおこなわれる。日本の選手の応援はもちろんだが、ぜひダバオにゆかりのある皆さんでPetecio選手も応援したいと思う。