2021年5月21日(金)、ダバオ市保健局は新型コロナウィルスのワクチン接種を加速させていくため、現在11か所開設している接種会場をさらに9か所増設し、合計20か所の会場を市内に設けて対応していく計画を発表した。これには米国ファイザー社のワクチンを保管するための施設を持つ私立病院も含まれる。
現在、ワクチン接種が可能な会場は、SM Lanang Premier、SM City Davao、A. Mabini Elementary School、Matina Aplaya Elementary School、Malagos Elementary School、Crossing Bayabas National High School、Kor-Phil Vocational Training Center、Calinan Central Elementary School、Magallanes Elementary School、Mintal Elementary School、Buhangin Elementary Schoolの11か所となっている。
ダバオ市は保健省からマニラ首都圏やセブ市とならび優先的にワクチン接種を実施するエリアに指定されている。さらに9か所のワクチン接種会場が追加されることで1日に500から700人に対してワクチン接種が可能だと試算としており、最終的には一日1,000人の接種体制、120万の市民への接種完了を目標にしている。
ダバオ市のワクチン接種担当者によると、追加されるワクチン接種会場は主に公立学校や病院を予定しており、今のところDavao City National High School、Vicente Hizon, Sr. Elementary School、Paquibato District Hospital、Marilog District Hospitalが候補になっているということだ。
先々週から始まった高齢者へのワクチン接種は今のところ5月3,387名、目標の3.84%にとどまっており接種スピードが芳しくない。ダバオ市は接種会場を増設することで高齢者へのワクチン接種の機会を増やし、目標の一日1,000回を達成していきたい考えである。