【News】保護されていた国鳥フィリピンイーグルが無事に野生に返される

4月21日(木)、フィリピンイーグル財団とオーストラリア政府は、昨年に同財団で保護され、野生に戻すためにリハビリしていた国鳥のフィリピンイーグル7頭のうち1頭が無事に故郷のブッキッドノン州サンフェルナンドで野生に戻されたと公表した。

同財団の所長によると、保護されたフィリピンイーグルは同財団が運営するダバオ市のフィリピンイーグルセンターで野生に戻すためのリハビリを実施していたが、新型コロナウィルスの影響で同財団の運営資金が厳しい状況に陥る中、オーストラリア政府が資金援助を申し出てくれたことに感謝の意を表した。

オーストラリア政府は、フィリピンイーグルを保護して野生に戻す活動は地域の野生生物の多様性を保護する観点からも重要な取り組みであり、このような意義のある活動を実施しているフィリピンイーグル財団を継続して支援できることを誇りに思うとコメントしている。

フィリピンイーグルセンターの担当者は、絶滅の危機に瀕していると考えられているフィリピンイーグルは、推定で約400鳥の繁殖ペアが国内で確認されており、長い時間が必要であるが、野生に戻されたフィリピンイーグルがいつか繁殖に成功し、その子孫が繁栄してしていくことを願っていると述べた。

国鳥のフィリピンイーグルの生息地とされる場所は、ミンダナオ島内では最高峰のアポ山(2,954 m)、キタングラッド山(2,899 m)その近隣の山岳地帯と森林地帯とされている。いずれも著しい森林伐採を免れた地域で生息が確認されているが森林伐採や狩猟により生息数が激変し、現在では絶滅危惧種として認定されている。