ダバオ市は、市内における新型コロナウィルス感染拡大防止対策の一環として、大人数が集まって密になる状態を防ぐため、また不必要な外出を控えウィルスに感染するリスクを軽減するため、全ての市内におけるクリスマス関連活動を禁止するということを公表した。
ダバオ市のサラ・ドゥテルテ市長は、新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、クリスマス関連のゲームやプログラムなどの活動は、大人数が密集した状態になる可能性や、ソーシャルディスタンスを確保せず、またマスクやフェイスシールド着用義務を怠ることが懸念されるため、今年はクリスマス関連活動を禁止したとコメントした。
同市長はクリスマス関連活動は禁じられているが、市から子どもたちへのギフトは問題なく準備され、教会のミサも開催されるとも述べ、教会に行くことは禁じられていないとコメントした。また、クリスマスのためのミサは早朝5時半からと夜19時から実施されることも付け加えた。
ダバオ市は毎年、社会福祉局を通じて、デイケアボランティア、コミュニティセンターを拠点とする子どたち、先住民族グループ、HIVと共に生きる人々、障害者、高齢者に対して食料品等のギフトセットを配布している。
同社会福祉局によると、コミュニティセンターの子どもたちへのギフトは12月1日から5日に、先住民グループには12月3日から16日にかけて、12月5日と6日はHIVと共に生きる人々のために、さらに障害者および高齢者には、12月14日から18日にかけてそれぞれギフトセットが配布されるということである。