【コラム】「さすがに信じがたい!?フィリピンの薬草シリーズ第二弾」

さて、お次はこちらの観葉植物。現地では「マナンナウ」と呼ばれており、わりと高値で売り買いされています。これはなんと「家の前に植えておくと泥棒が入らなくなる」という効果があるそうです。この効果、もはや薬草ではないッ!(笑)

マナンナウ

マナンナウ、というのはビサイヤ語で「見る」「監視する」的な意味がある言葉です。そんな名前の植物だから、監視役として植えられているのか、実際に何か効果があったからそんな名前がつけられたのか、順序は分かりませんが、なかなかに興味深いです。

日本でも「見ているぞ」という歌舞伎役者の目のようなステッカーが路地に貼ってあったり、警察官の人形が田舎の道に立ってたりとかしますね。あれってどのくらいの抑止効果が実際にあるんでしょうか?マナンナウとどっちが効くのか、調べてみたいですね。

そして今回最後に紹介するのが「ハンダマイ」。イラクサの仲間で、触るとちょっとチクチクする植物です。肌荒れや湿疹に効くといわれているんですが、使い方が非常に独特です。

ハンダマイ

まず、湿疹が出たら、過去に同じ症状で、治ったことがある人を呼んできます。それから、ハンダマイの葉を7枚用意し、治ったことのある人がその葉で患部をサワッっとこすります。その際、必ず一方向から1回だけさする必要があり、往復させたり途中で肌から離したりしてはいけません。1度さすった葉はもう使わず、7枚の葉で計7回、患部をさすることになります。そして、使った葉は捨てずに紐などで束ねて、炊事場の煙が当たるところにつるします。この葉に煙がたっぷり当たれば当たるほど、症状の治癒は早いそうです。

吊るしたハンダマイ