【News】ロハスナイトマーケットの再開初日、出店の数は少なく

ロハスナイトマーケット

9月12日、ついにロハスナイトマーケットが再開した。その初日は大勢の人が集まって盛り上がるものと思われたが、実際は売り手も来場者も少なかったようだ。しかし、主催者側は、徹底したセキュリティと感染拡大防止対策に満足しているようだ。

マーケットは午後5時に開き、その時間までにはたくさんの出店が準備されているものと思われた。しかし、5時30分の時点では、少しの出店しか見られなかった。公共警備および安全司令センター長のエンジェル・サマガイサイ氏によると、初日には120軒の出店が並ぶことが想定されていたという。しかし、当日は食事の出店が10軒、マッサージの出店が10軒しか並ばず、アクセサリーと服の出店は離れた場所に設置されたという。売り手がこれだけ少なかった理由について、サマガイサイ氏は「『ニューノーマル』の中で再開されたナイトマーケットの動向を伺ったのではないか」と語っている。

また、マガイサイ氏は、セキュリティや新型コロナウイルス対策を万全に行ったことについては「成功だった」と述べた。先日の記事のとおり、入場者に対しては、マスクやフェイスシールドの着用義務、入り口でのセキュリティチェックおよび検温、さらには追跡調査のためのIDの確認などが行われた。また、マーケットエリアに入る前には足用の浴槽での殺菌、および手洗いゾーンでの手洗いが義務付けられた。様々な省庁や部署の、多くの職員を動員し、徹底した対策を行うことができた。

午後8時頃になると、入場のための行列は長くなり、マーケットの入口からAteneo de Davao Universityにまで伸びた。この時、2メートルのソーシャルディスタンスを確保するため、80名だけが入場を許可されたという。 この日のマーケット再開を踏まえ、ダバオ市長のサラ・ドゥテルテ=カルピオ氏は、この再開は「売り手の収入を確保すること」が目的であると述べた。実際に、売り手もコロナ禍の中で様々な手を講じたものの、現金収入につながる手立てが見つかっていなかったという。初日に出店を並べた店主たちは、政府の対応にとても感謝していた。

さらに、サラ氏は「ナイトマーケットが、新型コロナウイルスの感染拡大につながってはいけない。だからこそ、この厳しい規制を続けていく。ナイトマーケットと新型コロナウイルス感染拡大との関係性が高まらない限りは、たくさんの出店が並び、たくさんの人々がナイトマーケットを楽しんでくれることを期待している」と語った。

「ニューノーマル」の中でのマーケット運営に、関係者や市民が慣れていき、今後さらにナイトマーケットが盛り上がることを期待したい。