【News】市内で火災発生、公立学校の一部と60家屋以上が焼失

避難訓練

3日(木)未明、ダバオ市アグダオ地区バランガイレオンガルシア内で火災が発生し、公立学校の一部と60以上の家屋が焼失した。警察と消防の報告では火災の原因は放火で、現在のところ火災に巻き込まれて死亡した人や重傷者は報告されていないという。

ダバオ市消防の話によると、火災は3日未明の3:20頃に発生した後、近所の家屋に次々と燃え広がり、火災現場近くにあるレオンガルシア小学校も巻き込み、小学校の7教室にも燃え移ったという。また最初に火災が発生した住宅の大家によると、住宅は借家であったということだ。

ダバオ市警察の報告によれば、目撃者の話として、火の元とされる住宅を借りていた借主は火災が発生する前に、自ら自宅にガソリンをまき、ライターで火をつけたという。警察は放火の疑いで借主を逮捕、現在はサンタアナ警察署に拘留されており、容疑が固まり次第、容疑者を起訴する準備をしているという。

火災による被害額は、およそ100万ペソとされ、幸いこれだけの火災規模だったのにも関わらず、死者、重傷者、負傷者は報告されていない。火災が発生した地区はアグダオ公設市場が近くにあり、住宅が密集したエリアで、新型コロナウィルス感染リスクが高い地区にも指定されているが、ダバオ市は火災の影響を受けた被害者らに食事の提供等を実施すると発表している。