【News】市はマスクの廃棄に関する罰則を含む条例を制定へ

27日(木)、ダバオ市議会は市内における新型コロナウィルス感染拡大防止対策の一環として、不適切な使い捨てマスクの廃棄に関する新たな条例案を罰金付きで厳しく導入する方向で検討していることが明らかになった。

議案を起草したのは、ダバオ市第三地区議員のVillafuerte氏である。保健委員会の議長も務める同氏は、不適切なマスク廃棄の問題は、新型コロナウィルス感染を拡大させる恐れがあるとして、1回目500ペソまたは違反者講習、2回目1,000ペソ、3回目2,000ペソ、以降3,000ペソの罰金を条例案に設けている。

同氏によると、使い捨てマスクの廃棄は、有害で汚染された廃棄物として取り扱う必要があり、廃棄する前に家庭で適切に処分する必要があるという。具体的には小さなゴミ袋に廃棄する前に、マスクを半分にカットして再利用の可能性を回避する、理想的には推奨される塩素系漂白剤で消毒して廃棄することが良いということだ。

使い捨てマスクに関しては、品薄状態や値段の高騰から一度誰か使用された使用済みマスクを回収し、その回収済みマスクを洗濯、アイロンをかけて再販売をする業者などが問題になっていることも背景にあり、条例はそのような業者にマスクを回収させない、再利用させないという狙いもあると考えられる。