11日(月)、ダバオ市のウォーターフロントインシュラーホテルダバオは、強化されたコミュニティ防疫(ECQ)期間中、外出を制限されている人たちや仕事を失った人たちのために、地元のバランガイヒゾン及びパンパンガに食料品の寄贈を行ったと発表した。今回2か所のバランガイ(行政の最小単位)に寄贈された食料品は米100袋と2万個の缶製品だという。
同ホテルによれば、今回の食料品寄贈は新型コロナウィルスによる都市封鎖の影響で支援が必要な人たちに向けた企業のCSR(企業の社会的責任)活動の一環であり、以前にも地元の医療保健従事者や最前線で働く人たちを対象に食料、飲料水、シャワーキャップなどを提供してきているという。
ダバオ市では5月16日から31日まで隔離措置を一部緩和して、一般的なコミュニティ防疫(GCQ)に移行することを決定した。一般的なコミュニティ防疫期間中は多くの企業で制限付きではあるが、営業を再開することが可能となる。しかしながら、ダバオッチが確認したところ、ウォーターフロントインシュラーホテルダバオはまだ営業再開することはできていない。再開は未定とのことだ。
5月8日(金)のダバオッチニュースでも報じたが、ダバオのシンボル、マルコポーロホテルダバオが無期限での営業停止を表明するなど、新型コロナウィルス拡大の影響でダバオ市内のホテル業界は営業再開の目途がたっておらず、厳しい運営をを迫られている。