ダバオ市陸上輸送ターミナル(Davao City Overland Transport Terminal 以下DCOTT)は大勢の乗客とバスが入り乱れ大変混雑する。解決策として市の南北に衛星バスターミナルを設置する計画があるが、完成までの道のりは遠そうだ。
市議会交通通信委員会会長のConrado Baluran市議は、市議会は2018年に南北衛星ターミナル設置にかかわる条例を採決したと語った。条例では衛星ターミナルの大きさは最低1ヘクタール、最大で5ヘクタールとして定められている。ちなみに東京ドームは約4.7ヘクタールだ。南ターミナルはPuanかTorilに設置されコタバト州へ、北ターミナルはBuhanginからMatiまでを結ぶ。
しかしBaluran市議は、市は現在のところ衛星ターミナル建設にあたり、投資家を探している段階だと述べた。北ターミナルに関しては資産家のApollo Quiboloy氏が手を上げていると伝えられているが、正式な交渉は何も行われていない。南ターミナルに関心を示す投資家は少ないとのことだ。
市は、衛星ターミナルの民営化か、第三セクターとしての経営も視野に入れているという。現在のDCOTTでは、1.7ヘクタールの土地に、1日当たり約3万から3万5千人の乗客が押し寄せ、600から700台のバスが輸送を行う。ホリデーシーズンともなれば、乗客は5万人に達し、バスは1千台配置される。これでは土地が足りないうえ、ターミナル周辺では大変な混雑が起きる。
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