ダバオ市議会にて、市議会議員のPilar Braga氏はダバオ市の消費者団体Konsumo Dabawの元事務局長Wenifredo Gorrez氏からのプラスチック廃棄問題に関する提案書を読み上げた。
Gorrez氏は提案書の中で、ダバオ市全ての公立学校にて再生プラスチックを使用した椅子や机を導入する条例を制定することで、ダバオ市が掲げるプラスチック製品の生産量の規制目標達成に役立つであろうと述べている。
また提案書の中にはエコブリックに関する記述もあった。エコブリックとは、ペットボトルの中に使い捨てプラスチックを詰め込むことで強度を高め、様々な用途に用いられるリサイクル製品だ。地域の学校にてエコブリックを使用した競技会を開催することで、教育現場から使い捨てプラスチック製品に対しての認識を改めることができると説明している。また、エコブリックの活用は、プラスチックの廃棄量削減が期待でき、河川へのプラスチックゴミの流入問題や、解決の目途が立たないTugbok地区の埋立地の枯渇に対する解決策となりえるかもしれない。
Braga氏は、Gorrez氏の提案内容を、議論が進んでいる使い捨てプラスチック製品の禁止条例に含めることを支持しているという。昨今の環境問題の増加に伴い、様々な立場の団体・個人からダバオ市自治体に対し警鐘がならされており、ダバオ市の環境問題への対処が早まるかもしれない。