【News】障がいを持つイスラム教徒コミュニティ、フットウェアを製作

ダバオ市役所 人々

Mindanao Association of Muslims with Disability, Inc.(以下、MAMDI)の創設者であるAllan Rasman氏は、フットウェアの製作組織に現在約500人の障がい者のメンバーがいると報告した。

Allan Rasman氏は、自身も自動車事故を経験したダバオ市のイスラム教徒のビジネスマンだ。同氏は、市内のイスラム教徒コミュニティには、自分のように障がいを持ち、支援を必要であること人がたくさんいることを知っていたため、そのような人たちが生計を立てる方法を学ぶよう奨励しようと、様々なイスラム教徒コミュニティを訪問した。

MAMDIメンバーは、大半が障がいを持つイスラム教徒であるということから、宗教的な偏見も経験するなど、二重の差別に直面するという。彼らは当初、自分たちの生計を立てる目的と組織の維持に向け、スリッパ製作のトレーニングを受けた。その後、貿易産業省から靴製作用のミシンが寄贈され、メンバーたちの技術が向上し、サンダルや靴などの製品を作れるようになった。

現在では、彼らの作った製品は60ペソ~100ペソのスリッパやビーチサンダル、1,600ペソ~3,000ペソの革靴など、バラエティも豊富だ。

Rasman氏は、彼らの作り出す製品の品質確保に尽力していること、そして彼らの仕事に誇りを持っていることを強調した。彼らの作り出す製品の今後にも注目したいところだ。