【News】バナナ栽培輸出業協会、海水淡水化プラント建設を提案

サマル島
サマル島

フィリピンバナナ栽培輸出業協会(Pilipino Banana Growers and Exporters Association:以下PBGEA)のStephen Antig氏は今回、最新の技術と優先的なプロジェクトが不足している国内の農業分野を考慮し、水供給問題の解決に向けて海水淡水化プラントへの投資を提案した。

Antig氏は、現在直面している水供給や灌漑問題がフィリピン農民にとって主な問題であり、特に南ダバオでは、エルニーニョ現象による災害に見舞われていると述べた。

また、フィリピン大気地球物理天文局(The Philippine Atmospheric, Geophysical and Astronomical Services Administration :以下PAGASA)は、今年のエルニーニョのピークは4月から6月の間と予想されていると発表している。

一方で農務省災害リスク削減管理局(The Department of Agriculture – Disaster Risk Reduction Management :以下DA-DRRM)は、エルニーニョにより2.3億ペソ強相当の農作物に被害を与えたと報告した。

Antig氏は農業分野のニーズに答えるため、政府は農民に対する水供給の準備を整えることが最善であると述べ、それを優先する必要性も強調した。

政府は産業の利益に向けて、農業分野の向上を可能とする現代技術への投資を検討するべきではないだろうか?