【News】ダバオ市議員、新興企業に対し浸透型補修工法の利用を呼びかける

道路

ダバオの公共事業道路委員会(ommittee on public works and highways)の関係者であるJesus Joseph Zozobrado市議員は市内の新興企業に対し、洪水などの水害対策として浸透型補修工法(Permeable Pavement System、以下PPS)の利用を呼び掛けた。

ダバオ市では2018年12月にPPSの使用条例が可決されており、PPSは従来のコンクリート道路がもたらす環境問題への解決策になると支持されてきた。Interface Development InterventionsのChinkie Golle理事も、PPSの利用について、道路上のアルベドやグレアをコントロールしつつ、溜まった雨水の蒸発を可能にすることで、ヒートアイランド現象による表面の過熱を減らせると説明している。

Zozobrado氏曰く、条例はダバオ市の下水システムの改善を目的としており、PPSを導入することで、都市エリアで頻発する洪水を軽減できるそうだ。これは現地の居住性および災害耐性の向上にもつながる。

ダバオ市は数年前から目まぐるしい発展を遂げている一方で、大雨による洪水問題への対処が未だ完全ではないなどの課題も抱えている。今回の取り組みで洪水の原因となる下水問題が解消されれば、市民はより安全な暮らしが可能になるはずだ。