エネルギー省(Department of Energy 以下、DOE)の関係者であるRedentor Delolaによると、ミンダナオ島は2040年までに追加で10,400メガワット(MW)もの電力が必要になると予想されるそうだ。
ミンダナオ島では現在、最大で3.48ギガワットもの電力を供給することができる発電施設が設置されており、今後数年間分の電力需要を満すことが可能とのことだ。島の電力供給の53%は石炭火力発電所から供給されており、残りは再生可能エネルギーや石油火力発電所からきている。
幸いにもミンダナオは今後2年間以内に実施が予定されている電力プロジェクトを通じてさらに764.9MWを確保できると期待されており、これによって地方の余剰電力は最大で1,400MWになるとのこと。
DOEは4年前からミンダナオにおける電力危機の防止を計画しており、同省は多くの電力投資家を探しているほか、新規投資家に地域内での発電所設立を呼びかけるキャンペーンも実施している。
人口の増加とともにビジネス環境も改善している一方、地域の電力需要が年々増加していることから、今後は電力発電関連の事業が熱くなるだろう。