ダバオ市には、独特の風習およびライフスタイルを持つ民族が今もひっそりと暮らしている。伝統を今に伝える民族の文化を後世に残すため、市政府は市内に住む11の民族の文化を保護・紹介する文化センターの建設を検討していることを発表した。
ダバオ市観光局(City Tourism Operations Office)のGene Rose Tecson局長はこれについて、将来は敷地内に文化センターを建てられるくらいの広さを持つ「Kadayawan Village」を作り、1民族につき1戸でなく、小規模の地域社会にしたいと述べた。
Kadayawan Villageとは、カダヤワン祭りの際に市内のマグサイサイパークで一般公開される、各民族の暮らしなどを人々に紹介する建築物であり、市民や観光客はそこで民族の伝統や文化に実際に触れたり、民族衣装を着るなどの様々な体験を行うことができる、同祭の見どころの一つにもなっている。