【News】コーヒー農家団体と農業省、先住民の同業農家の養成を決定

アポ山

ダバオ地方の農業省(Department of Agriculture:以下、DA)は先住民のコーヒー農家を援助することを発表した。

DAは南ダバオ州のBansalan町 Brgy Alegreに住む先住民たちに対してBig Brother-Small Brotherをコンセプトとしたアプローチを行う予定で、同地区内のSitio Plutoを拠点とするコーヒー農家は、上記先住民を指導する「Big Brother」として選定される。

Sitio Pluto をベースに活動するBacofaは、約100人のメンバーで構成され500ヘクタールの農地を耕作している。Brgy Alegreの先住民農家は500ヘクタールの先祖伝来の土地を有し、DAはその内の100ヘクタールで当プロジェクトの実施を目指しているそうだ。

Bacofaのアラビカコーヒーはその高い品質からフィリピンコーヒー品質コンテスト(Philippine Coffee Quality Competition)で入賞し、同団体が生み出す商品は地元のみならず、日本や米国、カナダなどの海外に向けても輸出されている。多くの国々が認める品質であり、需要が高まっている。