2018年6月13日から15日にかけて東京ビッグサイトで開催されている第6回カフェ・喫茶ショー(以下、Tokyo Cafe Show 2018)に、ダバオのコーヒー、カカオ、ココナツ関連企業が参加している。主催は、Department of Trade and Industry, Davao Regional Office (フィリピン国貿易産業省ダバ地方事務所)となっている。Tokyo Cafe Showはカフェ・喫茶店・コーヒービジネスに関する製品・サービスが一堂に集まる日本最大級の展示会で、展示と並行して各種セミナーも実施される。
最終日となる15日の15:00~16:30(日本時間)には「ダバオ(ミンダナオ島)産カカオ(チョコレート)、コーヒー、ココナツ関連製品について」というタイトルでセミナーも催される予定だ。同セミナーでは各分野の担当者からの貴重な話を聞くことができる。ココナツ関連製品 地域担当ディレクターのマリア・べレンダ Q. アンビ氏、コーヒー 地域担当ディレクターのミールナ・P. パブロ氏、そしてカカオ(チョコレート)地域担当ディレクター代理のエドウィン O. バンゲリゴ氏の三人がそれぞれ発表を行う予定だ。
ミンダナオ島はフィリピン国の面積の約3分の1を占め、その面積は北海道よりも大きく、肥沃な土地からフィリピンの食糧庫とも呼ばれている。カカオに関しては、国内生産の約8割をミンダナオ島が占めており、そのうちダバオ地方から多く収穫されている。このことからダバオ市は2017年にチョコレート・キャピタル宣言を行っており、官民一体でプロモーションに力を入れている。
また、現在注目されているダバオ産コーヒーに関しては、昨年2017年に2017~19年の投資優先計画(IPP)で、中小企業による輸出事業として初のBOI(投資委員会)認可を付与された日系のピスタシア・ミンダナオ・コーヒー・エクスポート社代表の太田氏も出展している。日本国内ではまだまだ情報の乏しいミンダナオのコーヒーやカカオについての話しが聞ける絶好の機会となるため、時間があればぜひとも東京ビッグサイトを訪れてもらいたい。フィリピン貿易産業省のブースは、西ホール、セミナー会場Cのすぐ目の前である。