ダバオの街を一望できることに加えて、カソリック教徒の聖地として毎年たくさんの人が訪れる丘「シュライン」にパークが建設される可能性が出てきた。
環境非政府組織 Interface Development Interventions(以下、IDIS)のChinkie Pelino-Golle氏は、この丘にShrine Hills Parkの建設を提案したことを発表した。同提案は民間地主の利益を保証するだけでなく、シュライン自体の生態や土地の保護にも繋がるとしている。
なおシュラインでは昨今、土砂崩れなどの災害が発生していることから、同パークではその対策も行うとしている。さらにIDISは、同プロジェクトの一部として、高架歩道や吊り橋、展望台、懸垂下降施設、固有種の保護区域なども計画しているとのこと。
しかしながら地主の一部からは、所有する土地が将来の子孫への財産として使えなくなる恐れがあること、新たな交通問題が起きかねないといった懸念の声も上がっており、パーク完成までの道のりは長いものとなりそうだ。