フィリピン港湾局(Philippine Ports Authority:以下、PPA)は、今年中にもササ港のササ港近代化事業を開始する予定であることを明らかにした。
62億ペソに上る同プロジェクトは3つの段階に分かれており、第1段階では港の拡張を行い、2~3段階目ではガントリークレーンの調達、ならびに港湾の更なる整備が行われる予定となっている。
ダバオ市商工会議所(Davao City Chamber of Commerce and Industry Inc.:以下、DCCCII)の会長であるアルトゥロ・ミラン氏は今回の事業費について、これはアキノ前政権の際に提案されていた189億9000万ペソという金額を三分の一まで削減した結果だと述べた。DCCCIIと市政府は当時の事業費に反対した関係機関であり、PPAが提案した62億ペソを支持していた。
ササ港が近代化されることになれば、フィリピン国内の様々な地域からはもちろん、他国から寄せられる商品をより多く輸入することが可能になるだろう。