3月12日にロイヤル・マンダヤ・ホテルで行われた「第48回ダトゥ・バゴ賞の授賞式」で、ダバオ市の発展に多大なる貢献をしたとして、7人のダバオ市民が最高の名誉を授与された。
同式典には、ダバオ市長であるサラ・ドゥテルテ・カルピオ氏も主賓として出席している。
ダバオッチでは、今年栄誉あるダトゥ・バゴ賞を受賞した、カルリト・ガスパール氏、ノルマ・ハヴリャナ氏、ベレン・ラウッド氏、アランド・ダヴィッド・ミゼル氏、リカルド・オベンザ氏、ベートーヴェン・スル氏、そして二ェト・ラトレ・ヴィト氏の7人について簡単にご紹介したい。
ガスパール氏は、異教徒間の対話による平和・発展に貢献したことが受賞につながった。さらに同氏は去年、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領が、過激派のニュー・ピープルズ・アーミー(以降、NPA)をテロ組織と宣言する前に、NPAとの和平会談のコンサルタントとして積極的に取り組んでいた。
ハヴリャナ氏は、環境保護主義者および子どもの権利の支持者であり、パ二ガン・タムガン川やシュライン・ヒルズなど、緑化を推進する環境保護者の一人として知られている。
ラウッド氏は、共同運動の指導者であり、ダバオ市およびダバオ地方内の様々な生活協同組合の状況を改善するために活動している。
ミゼル氏はMinority Care International経由で、奨学や教育プログラムの支援を提供している。代表的なプログラムの一つとして、刑事施設内の受刑者に大学教育を与える「College Education Behind Bars」が有名だ。
オベンザ氏は環境保全活動家であると同時に、教師であり芸術家でもある。彼は40年以上にわたって、マラゴス分水界の森林再生、および市内の子供たちの芸術に注目し活動を続けている。
スル氏は、ダバオ市のスポーツと若者の改善に対し貢献してきた。ダバオ地方のフィリピン沿岸警備隊も、彼の優れた支援活動を認めている。
最後にヴィト氏は、障害を抱える子供たちの権利と福祉の促進において重要な活動を行い、ダバオ市を「子供にやさしい」町として認定させた立役者だ。
来年もダバオ市民にとって非常に栄誉あるこの賞を、多くの素晴らしい市民が受賞できることを願いたい。