【News】7年間の法廷闘争の後、6人の農家が土地所有権を獲得

農業

ダバオ市のバギオ地区にあるアルベルト・エム・ソリアーノ・プロパティーの賃借人であった6人の農地改革受益農民(Agrarian Reform Beneficiaries:以下、ARB)たちは、7年間にも及ぶ法廷裁判の末、ついに土地の所有権を獲得した。

フィリピンでは1988年より包括的農地改革計画(Comprehensive Agrarian Reform Program:以下、CARP)を開始し、農地改革省(Department of Agrarian Reform:以下、DAR)および天然環境資源省を通じて、農地配分を促進してきた。

今回6人に分配された3.4406ヘクタールの土地は、CARPの管理下にあった。CARPの責任者であるレオポルド・ガルシアノ氏によると、既に同土地は6人のARBのために配分されており、所得税の申告、財産税(固定資産税)の支払い、土地の償却を行うことができるようになっているという。3月6日には、「土地所有証明書」がDARから授与されたことで、正式な所有者となった。

ダバオ市ではCARPが実施されてから現在までに、17,370人のARBに対し20,548ヘクタールの土地が既に分配されている。