国際小児がん親の会連盟が2月15日を「国際小児がんの日」としたのは2002年。毎年、この時期なると、小児がん親の会連盟の主導のもと、2月15日に向けて世界各地でさまざまな団体が一斉に「小児がんの啓発活動」を展開している。
ダバオ市では今年、国際小児がんの日にあわせ、ダバオ市役所前には巨大な金のリボンが登場した。この金のリボンは、小児がんに対する認知・理解促進を目指す「ゴールドリボン運動」の象徴として知られている。
市内の小児がん患者の状況について、南フィリピン・メディカル・センター(SPMC)の近くで貧しい小児がん患者の為の施設を運営する「ハウス・オブ・ホープ・財団」のボランティア担当者ロイ・リラオ氏は、同施設には35人前後の小児がん患者がいると発表している。
また同財団は、設立から10年以上の間に約300人の患者を支援をしており、その一環としてがんを患う子供達に通常の生活を経験させる為、「ダバオ・シティー・ナショナル・ハイスクール」や、ドゥマンラスエリアにある公立学校とパートナーシップを結んでいる。