【News】ダバオ地方、「チョコレートキャピタル」宣言いよいよ?!

ダバオ市のサラ・ドゥテルテ・カルピオ市長が、ダバオ地方をフィリピンの「チョコレートキャピタル(首都)」に制定すると話している件について、フィリピンカカオ産業発展協議会(PCIDC: Philippine Cacao Industry Development Council)は、現在、国の政府機関からの適切な承認と宣言を待っている状態と述べた。

PCIDC会長のトゥルトル氏は、フィリピン国内で他に「チョコレートキャピタル」を主張している地域はなく、フィリピンのカカオの多くがダバオから産出されていることから、承認に関しては非常に楽観的で、今月中にも、サラ市長と計画について話し合う予定であると述べている。担当機関などの詳細は、未確定とのこと。

ダバオ地方の地域開発評議会(RDC: Regional Development Council)は、すでに、6月に、「チョコレートキャピタル」の決議を承認しており、決議の中で、2010年以降、毎年、ダバオ地方のカカオ生産量が平均6%以上増加していること、2万人の農家がカカオ産業の恩恵を受けており、ダバオのチョコレートメーカーの数はすでに100以上に達したことを指摘。

「そのほとんどがココナッツの砂糖を使って独自のチョコレート製品を開発しており、国際的なチョコレートの賞を受賞し、世界に名前が広がっているメーカーもある」とその十分な資格を認めた。さらに、地域には100カ所以上のカカオ苗畑があり、1,000万本以上の苗を生産する能力、10カカオの訓練施設があることも挙げている。

協議会は、「ダバオ地域開発計画(RDA:Davao Regional Development Plan )の下で、カカオ産業がダバオ地域の優先産業ひとつであることを考慮し、この提案にメリットを見出した」と述べた。評議会は、また、地域のカカオ産業のブランディングを行い、官民一体で、カカオ産業を促進していく意義を認めている。

フィリピン統計局によると、2016年フィリピンで生産されたカカオは6,262t、その内5,073tはダバオ地方からである。現在、ダバオ地域には約26,000haのカカオ農園があり、約16,000〜18,000haは、すでに収穫可能なカカオツリーの農園であり、残りの土地は、新しく植えられたカカオとなっている。

ミンダナオカカオ産業開発協会(CIDAMI:Cacao Industry Development Association of Mindanao)によると、「世界のカカオ需要は470万〜500万t/年に達しており、2020年には世界で100万tのカカオが不足すると予測されている。フィリピンの「カカオチャレンジ2020」政策は、フィリピンが2020年までに10万tのカカオを生産することを目標としている。」と話している。

徐々に加熱している、ダバオのカカオ産業。「チョコレートキャピタル」宣言によってさらに熱くなりそうである。