【News】ダバオライト、日米商工会を招き電力供給事情についてセミナー

昨日、18日、ダバオ市の電力を供給しているダバオライト(Davao Light) は、ミンダナオ日本人商工会とアメリカ商工会のメンバーを招き、現在のダバオの電力供給状況や、今後の電力需要の見込みなどについてセミナーを行った。

ミンダナオ アメリカ商工会の会頭であるフィリップ・ディゾン氏の挨拶で始まったセミナーには、ビジネスにおいて不可欠である電力の安定供給や、今後の電力供給の展望について関心を持つ日米両国の商工会ビジネスマン約50名が参加。

今回主催となったダバオライトは、フィリピン国内で3番目に広い担当エリアを持つ電力会社で、ダバオ市全域、及びダバオ・デル・ノルテの3つのエリアに電力を供給し、約3,561平方キロ、378,368件の顧客をカバーしている。

セミナーでは、エグゼクティブバイスプレデント兼チーフオペレーションオフィサーのロジャー・ヴェラスコ氏(Rodger Velasco)が、現在のダバオライトの電力供給状況や料金システム、今後の展望などを丁寧に説明。現在のダバオは、電力供給過多の状態であるが、今後消費量が上がっていく見込みであることを話した。

コンドミニアム、モール、工場などの建設やその他のビジネス需要は、2020年までがピークとなると考えられており、電化製品の普及などから個々の家族の電力消費も徐々に増えていくことが予想されている。今後は益々消費量が上がっていく見込みであることを付け足した。

また、2016年は壊滅的な水不足で、水力発電の水源となっているマラウィのラナオ湖が干上がり、火力発電など燃料を必要とする発電量が増えた為、コストが上がったり、供給問題が起こったことを説明。2017年は、様々な種類の発電電力を組み合わせたパワーミックスを行っている背景や電気料金が影響を受ける理由などについても説明を行った。

安定した電力供給の確保や電気料金は、現在のダバオビジネスへの影響だけでなく、今後のダバオへの投資や進出企業の可否にも関係し、ダバオ経済へ大きな影響を及ぼすと考えられている為、楽観視はしていられないというのが大方の参加者の考え方である。

セミナー後半は、様々な質疑応答が行われ、投資の増大や企業の進出が見込まれる今後10年~20年先までの見通しや、具体的な対応策などが確認された。ヴェラスコ氏によると5%程度の電力量の上昇に関しては今後11年間、急な成長であっても6年間は問題なく電力供給できると考えているとのことである。

最後に、電力の使用量を下げるアイデアも紹介された。待機電力を減らす為に不要なコンセントを抜いておくことや、クーラーの設定温度を下げておくことを提案、就寝時には冷房を効かせてブランケットを掛けるような矛盾をやめることと笑いを誘った。また、終わりの挨拶を行った在ダバオ領事事務所百々所長は、日本のクールビズを紹介し、就寝時はシーツ一枚掛けずに裸で寝れば良いと笑顔で締めくくった。