【News】軍がテロリスト拠点より11キロの麻薬を回収

戒厳令

19日月曜、軍はマラウィのマウテグループのテロリストに対する掃討作戦を行っている間に、メタンフェタミンと思われる麻薬物11キロを回収した。末端価格で約P2億5千万(約5億円)相当の価値があると考えられている。

テロリストの隠れ家として使われていた家の中で捜索を行い、テロリスト組織ISの旗、高性能銃器M14、AK47、弾薬などと一緒に大量のドラッグを回収、家の所有者が麻薬取引きに関わっている可能性が高いと、現在調査中である。

軍はテロリストが不眠不休で戦い続ける為に麻薬を使用している可能性を示唆、戦闘するテロリストの中に麻薬中毒者いる報告もあるとその危険性を述べた。これまでにも様々な麻薬関連器具がマウテグループの拠点内で回収されている。

ロドリゴ・ドゥトルテ大統領は、マラウィの戦闘の中でマウテグループが全く銃弾を切らすことがないことに触れ、現地有力者の助けを得ながら麻薬売買の資金でマウテグループが多くの武器類を手にして攻撃を続けていると述べた。

5月23日に始まったマラウィの戦闘では、これまでに300名以上の治安部隊、26名の市民が死亡しており、公式発表によると軍は200名以上のテロリストを殺害、250人を逮捕した。社会福祉省発表によると、6月15日の時点で約332,582名(68,109家族)の市民が避難を余儀なくされている。ドゥテルテ大統領はミンダナオ全土で戒厳令を宣言、現在も続いている。