ダバオ市における難聴や癌、心臓病などといった難病の治療がより向上する可能性が出てきた。8月8日にSeda Abreezaホテルで開かれた2018 Taiwan Healthcare Industry Trade Meetingにおいて、参加した台湾医療機関からダバオ人コミュニティに向けて、同国の健康管理技術が共有された。
Taiwan External Trade Development Councilの声明によれば、同イベントは冒頭で述べた難病の治療に加えて、不妊などの理由で体外受精を介した妊娠を希望するカップルも支援できる最先端医療技術に焦点を置いてるそうだ。
同イベントではフィリピンの医療産業を支援するため、5つの台湾病院および、癌のプロファイリングを行うゲノム会社がそれぞれの先端医療技術を発表し合った。イベントには台北のACT Genomicsも参加し、癌プロファイリングによる早期がん検出の重要性を発表した。
癌はたくさんのフィリピン人が抱える大病の一つであり、Cancer Coalition Philippinesによれば、1日に11件の癌患者が報告されているそうだ。世界保健機関が公開した2014年度の記録でも、男女合わせて5万人超の人が癌で亡くなっている。