サラ・ドゥテルテ副大統領は、公務と私的な予定を兼ねた海外歴訪のため出国した。大統領府(Malacañang:マラカニアン)は、大統領府長官室(以下OP:Office of the President)がサラ副大統領の渡航を正式に承認したと発表した。
副大統領府(以下OVP:Office of the Vice President)が2026年7月21日に発表した声明によると、ドゥテルテ副大統領はカタール、英国、オランダを訪問し、現地ではフォーラムへの出席や在外フィリピン人コミュニティー(FilCom)との交流行事に参加する予定だ。今回の海外活動は、在外フィリピン人との結び付きを強化するとともに、フィリピンの国益を促進することを目的としているという。
また、OVPは、今回の日程には公務と私的な予定の双方が含まれているものの、副大統領の渡航には政府の公費を一切使用しないと強調した。
一方、大統領府は、ドゥテルテ副大統領に対し、2026年7月16日から31日までの渡航許可が与えられていることを確認した。大統領府報道官で大統領広報室(PCO:Presidential Communications Office)のクレア・カストロ次官は、ドゥテルテ副大統領の海外渡航について、OPの承認を受けたものだと明らかにした。
この発表は、ドゥテルテ副大統領に対する上院での弾劾手続きの審議が続く中で行われた。OVPは、副大統領が国外に滞在している間も、同府の業務は滞りなく継続されると説明した。
声明ではさらに、「OVPは、緊急事態に備えた災害対応体制を維持しており、全国10カ所の地方事務所を通じて実施している各種プログラムや事業も引き続き継続します」としている。
OVPは、ドゥテルテ副大統領の海外での具体的な日程や訪問先については明らかにしなかった。ただし、副大統領の不在中に緊急事態が発生した場合に備え、災害対応体制は常時待機状態を維持していると強調した。
ドゥテルテ副大統領はこれまでも、現行の政府規則に基づき、高位の憲法上の公職者に義務付けられているOPの渡航許可を取得した上で海外を訪問してきた。大統領府関係者は、こうした海外渡航については、出発前に承認と必要な行政手続きを経る必要があるとの立場を一貫して示している。
今回の海外歴訪は、上院でドゥテルテ副大統領に対する弾劾手続きの審議が続く中で実施される。
大統領府が確認した日程によると、ドゥテルテ副大統領は、承認された渡航期間の最終日である7月31日までに帰国する予定となっている。






