「ダバオ・カリナリー・カップ(Davao Culinary Cup:料理技能大会)」が、2026年6月に11回目の開催を迎える。このイベントは、ミンダナオ地方や近隣地域からシェフを目指す若者、料理学校の学生、ホスピタリティ業界の専門家、料理愛好家らが集う食の祭典だ。
3日間にわたるコンテストは、6月18日から20日まで、ダバオ市のSMラナン・プレミア内アトリウムで開催される。LTBシェフ協会ダバオ支部のラフィー・イロマ氏は、5月22日に開催された記者フォーラム「PEPtalks」でイベントの概要を説明した。
主催者によると、ジェネラル・サントス市、カガヤン・デ・オロ市、セブ市などの学校やホテル、レストラン、企業から200人以上の参加者が見込まれている。
イロマ氏は、「このコンテストは、料理やホスピタリティを学ぶ学生だけでなく、リゾートやホテル、レストラン業界の関係者にも広く門戸を開いています」と語った。
2015年に地域の料理コンテストとして始まったこのイベントは、現在ではミンダナオ地方の料理人や学生が才能を披露する主要な舞台の一つへと成長している。
今年は、フィリピン料理、西洋料理、プラントベース(植物由来)料理、洋菓子、ケーキ、シーフード、家禽料理、モダン・フィリピン・デザートなどの部門で競技が行われる。
また、マニラから著名なシェフや審査員も参加する予定で、ジェームズ・アントリン氏、ブランド・サントス氏、チェン氏のほか、ダバオ・カリナリー・カップ創設会長のサロメ・サリー・サンホセ氏らが審査にあたる。
さらに主催者は、イベント期間中に「ヤング・シェフ・フィリピン・ミンダナオ支部」を発足させる。これは25歳以下のプロを目指す若手料理愛好家を対象とした新たな取り組みだ。
イロマ氏は、このプログラムについて「LTBシェフ協会ダバオ支部にとって最大級のプロジェクトの一つです」と話す。若い料理人に活躍の場を提供し、食品・ホスピタリティ業界とのネットワーク構築を支援することが目的だとしている。
コンテストに先立ち、参加者は5月28日にブランド・サントス氏によるセミナー・ワークショップに参加する。盛り付け技術や調理技術、審査基準などを学び、本番に向けた準備を進める。
イロマ氏によると、ダバオ・カリナリー・カップでは従来の順位を競う方式ではなく、定められた基準に基づく評価制度を採用している。
主催者は、このイベントを単なる競技会ではなく、創造性や規律、卓越性を育む場と位置付けている。また、ダバオ市およびミンダナオ地方全体の料理水準の向上を目指す場としての役割も担っている。
「ダバオ・カリナリー・カップ」は、SMスーパーモールズ、フィリピン観光省(DOT)、地方自治体、そして地域の料理コミュニティの支援を受けて開催される。






