サラ・ドゥテルテ副大統領兼教育大臣は、9月12日の午後、ダバオ市のいくつかの私立学校や大学と共に、ダバオ市のプンタ・ドゥマラグにあるアボイティス・クリーンエネルギー公演(ダバオライト社)による152匹の「パウィカン」と呼ばれるオリーブリドリーウミガメの子ガメの放流に参加した。
放流された子ガメは、今年同公園で発見された3番目のパウィカンの巣で生まれた。「サラ副大統領がこのイベントに参加し、パウィカンの保護活動を支援してくれたことを光栄に思う」と、ダバオライト社のフェルミン・エディリョン評判部長は語った。
この活動には政府機関やNGOも参加した。エディリョン部長によると、現在アボイティス・クリーンエネルギー公園では7匹のパウィカンが保護されているという。
この公園は2014年にダバオ地方のパウィカン保護センターとして設立された。以来、これまで7,650匹以上の子ガメが公園から放流されたが、成体になるまで生き残ったのはわずかだった。
ダバオライト社とアボイティス財団が管理するこの公園は、絶滅の危機に瀕しているタイマイウミガメの営巣地である。ダバオライト社のパウィカン保護活動は、この種が今後も海で繁栄し続けることを保証することを目的としている。
フィリピンは世界でも有数の生物多様性を誇る国であり、固有種の数も多い。このような保護活動の1つ1つが、継続的な種の保存・繁栄に繋がることに期待したい。
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