【News】フィリピン国防省、新たに戦闘用ヘリ24機の調達を計画

フィリピン国軍司令官

フィリピン国防省のアルセニオ・アンドロン(Arsenio Andolong)報道官は11月23日、フィリピン通信社(PNA)の取材に対し、対テロリストを始めとする戦闘用に、24機の攻撃用ヘリコプターを新たに取得する計画を明らかにした。同機の調達にあたっては既に、大統領府の最終承認を待っている状態となっているが、同氏は依然として同プロジェクトには、購入契約に向けて承認された予算がないことも付け加えている。

一方、ドゥテルテ大統領は最近、タギッグシティ(Taguig City)の陸軍総合病院を訪問し、負傷した兵士たちを前に、現在の装備は過去のものであり、テロリストをはじめとする脅威に打ち勝つために、少なくとも23機の攻撃用ヘリコプターを取得する計画があることを公言しており、近く大統領府の承認がおりる可能性が高いとみられている。

フィリピンでは2017年5月23日、南ラナオ州マラウィ市でのフィリピン軍とISILの関連過激派組織との戦闘が開始され、10月23日にフィリピン政府が終結宣言をしたことが記憶に新しい。「マラウィの戦い」は終息を迎えたものの、テロリストとの戦闘が終了したわけではない。
また、国内はもちろんのこと、国外に対しての防衛という側面から見ても、今後も自国の防衛力を高めることが不可欠となっていくと見られている。