サウジアラビアが需要増加に対して減産を継続するなか、6週連続で石油製品の価格が上昇している。
ガソリンは1リットルあたり1.90ペソ、軽油は1リットルあたり1.50ペソ、灯油は1リットルあたり2.50ペソ値上げされた。これで軽油は6週連続、ガソリンは5週連続の値上げとなった。これにより年初からの純増加額はそれぞれ、ガソリンは1リットルあたり11.50ペソ、軽油は1リットル当たり7.10ペソ、灯油は1リットル当たり2.60ペソである。
エネルギー省(DOE)の石油産業管理局のロデラ・ロメロ局長補佐は、S&Pグローバル・プラッツ社の価格予測を引用し、今後2ヶ月の間に価格がさらに上昇する可能性が高いと警告した。
燃料価格は輸送コストに影響を及ぼすため、今後石油製品以外にも値上げの動きが見られるだろう。産出国の事情で供給が左右されやすい天然資源だが、市民の生活への影響をどれだけ抑えられるか、注目を続けたい。