ダバオ市立図書館は昨年6月にリニューアルオープンして以来、今月18日には新たに同施設内併設のカフェもオープンしたりと、ますます市民憩いの場として盛況を見せている。リニューアルオープンした私立図書館は、4階建てで屋上にはのびのびと過ごせるテラスも設置されており、連日学生を始めとした多くのダバオ市民で賑わっている。
ダバオ市立図書館/Davao City Library
そんなダバオ市民の文化教養発展を担う市立図書館のインフォメーションセンター(City Library and Information Center:以下CLIC) は、バランガイ(行政の最小単位)にそれぞれ独自の読書センターを設置するよう促している。
センター長のSalome Enoc氏は、CLICは300〜500の本をバランガイ読書センターに割り当てているのでこれらの読み物を受け取ることができるよう、それぞれのバランガイが読書センターを持っていて欲しいと、重要性を唱えている。
また、同氏は「私たちは子供に優しい街を目指しています。そして、そのための重要な要素の一つが読書センターそれぞれに図書館を設置することでしょう」とそれぞれのバランガイに読書センターを設置する意欲を示した。
昨年は、市内15か所のバランガイ読書センターとMarilog地区にある小学校一つにCLICから本が割り当てられた。Enoc氏は、市民に対してもこれらの読書センターを訪ねたり本を寄贈することでサポートして欲しいと促している。