新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いた状況が続くダバオ市。その要因として、ワクチン接種が挙げられる。集団免疫を獲得するのに必要な数の実に9割ほどの市民が、すでに2回目のワクチン接種まで完了している。そのデジタル接種証明書も、アプリから申請する以外にも取得する方法が出てきているようだ。
デジタル接種証明書「VaxCert PH」を取得できる場所がこの度増えたと、ダバオ市新型コロナウイルス対策班ワクチン担当班長のJosephine Villafuerte医師が発表した。3月16日、ダバオ市災害ラジオに出演したVillafuerte医師は、「申請窓口を市内のモールにオープンしました。16日はAbreeza Ayala MallsとSM Lanang Premier、18日はSM City Davao Ecolandにオープンします」と語った。申請したい人なら誰でも来てほしいとのことだ。
窓口での手続きに関して、同医師は、「接種券だけ持ってきてもらえば大丈夫です。接種証明書をご希望でしたら、発行します。まだ接種情報が登録されていない場合は、メールで接種証明がもらえるようにするため、手続きのためマニラに送ります」と語った。接種証明には、2回目までのワクチン接種の記録が載るとのことだ。
接種証明はウェブサイト(https://vaxcert.doh.gov.ph/ )もしくは携帯アプリからも申請できるが、接種情報や接種券に問題があるため、オンラインでの申請をしたくない人が大多数とのことだ。そのため、窓口での申請を希望している人が多いそうだ。そのため、窓口は混みあっており、長蛇の列になっているため、申請できる場所を今回開設されたモール以外にも増やす予定だという。
接種証明はデジタルでの申請も解禁されているが、なかなか利用する人がいないのが現状のようだ。