【News】8月から外国人の入国制限を一部解除、ダバオ発着はPCR検査提出が必須に

ダバオ国際空港

17日(木)、ロケ大統領報道官は2020年8月1日より、長期滞在を許可されているVISAを持つ外国人の入国を条件付きで許可する方向で調整していると述べた。これまではフィリピン国籍者の外国籍配偶者またはその家族でVISAを持つ外国人の入国をのみを認めてきたが、段階的に入国制限を緩和する方向を示した形になる。

長期滞在を許可されているVISAを外国人とは、フィリピンに居住している、あるいは働いている人を指し、具体的にはワーキングビザ、リタイアメントビザ等を既に取得している人であると考えられるが具体的な対象はまだ公表されていない。また入国するために新規で長期滞在VISAを取得することは認めておらず、諸外国から帰国を希望するフィリピン人海外労働者を優先する考えである。

フィリピンは今年3月頃から、観光や長期滞在目的の外国人の入国を禁止しており、現在はフィリピン国籍者の外国籍配偶者またはその家族、そして外交官のみが入国を許可されているが、今後、経済活動を徐々に再開させていくために、フィリピンで働いている外国人の再入国を条件付きながら許可することでその動きを加速させていきたい考えだ。

また、ダバオ市は、7月20日からダバオ国際空港に到着するの全ての乗客に対し、PCR検査結果の提出を義務付けると発表した。具体的には出発日から48時間以内に発行されたPCR検査の結果を出発地の空港チェックインで提出する必要がある。結果を持参していない乗客については搭乗が許可されず、自費で検査を手配するまで空港外に出ることも許可されないとしている。