9日(木)、地元メディアの報道によると、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、保護者が失業したり、収入が減少した家庭の子どもの多くが、私立学校から公立学校へ編入した影響を受け、ダバオ地方の私立学校13校が今年度の開校を断念し、閉校することを決めたという。
フィリピン教育省ダバオ支部によると、具体的な学校名の公表は控えた上で、今年度の開校を断念した私立学校は、タゴム市の5校、ダバオ市の3校、ディゴス市の2校、サマル島アイランドガーデン市の2校、ダバオデオロ州の1校であると発表した。
8日(水)、フィリピン教育省は、今年度はこれまでのところ小学校から高校まで、私立学校から公立学校へ編入した児童、生徒は251,000人にのぼるという報告をした。約148,000人が小学生、69,000人が中学生、26,000人が高校生であるということだ。
同省の見方によれば、これらの児童、生徒の多くは、保護者や両親が新型コロナウィルス感染拡大の影響で、収入や仕事を失ったことが原因となり、私立学校から公立学校への編入を決断したと分析している。8日の時点では、17.9百万人の児童・生徒が公立学校、89.4万人児童・生徒が私立学校への履修登録を終えているという。公立学校は8月24日からの授業開始を決めている。