12日(火)、フィリピン政府は、現在国内で発令されている新型コロナウィルス感染拡大における隔離措置の延長について会見を行い、ダバオ地方については一部規制を緩和し、強化されたコミュニティ防疫(ECQ)から一般的なコミュニティ防疫(GCQ)への移行を承認した。但し、ダバオ市については、市側の最終判断を待つという報告を述べた。
これを受けてダバオ市のサラ・ドゥテルテ市長は、最終的な市の決定はまだとしながらも、地元紙のインタビューに応じ、仮に規制が一部緩和され一般的なコミュニティ防疫(GCQ)に移行した際のガイドラインを一部公表した。
公表された内容では、現在継続している強化されたコミュニティ防疫(ECQ)の規制のうち、24時間のアルコール類販売の禁止、クラスター毎の移動制限、夜間外出禁止令、食料・医療パスは引き続き継続されるという。夜間外出禁止令は午前6時から午後18時となっているが、これについては時間を再調整するということだ。
ダバオ市は、14日(木)に最終的な市のガイドラインを発表すると公表している。一般的なコミュニティ防疫(GCQ)に移行することができれば、多くの業種で経済活動が再開される見込みであるため、明日の発表は多くの市民の注目を集めることになりそうである。