3月2週目に入り、一気にフィリピン国内で感染が広がっている新型コロナウィルス。今まで感染者の多くはルゾン地方など、ダバオ市があるミンダナオ島以外で確認されている。
ミンダナオ島では、第一号の感染者となった、カガヤン・デ・オロの54歳の男性患者が13日に死亡したというニュースが記憶に新しい。しかし、その2日後の3月15日、ミンダナオ島2人目の感染者が確認された。
感染が確認されたのは、英国からカタールを経由してマニラに到着後、ダバオに降り立った21歳の女性だ。この女性は、ダバオ市からも程近いタグム市に住んでおり、事態を受けてダバオ市のサラ市長は、ダバオ市北側のパナボ市とラサンのチェックポイントなどの封鎖を発表した。
今回、ダバオ市の近隣で感染者が出たことで、市内の緊張は一気に高まっている。ダバオ市政府は市民に対し、不要不急の外出を控えるように警告するなど、感染拡大防止に協力を呼び掛けている。
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