【News】登録なし民泊でトラブル、規制条例を求める市観光事務所

労働者の日

ダバオ市観光事務所( Davao City Tourism Operations Office 以下DCTOO)は、ホームシェア(民泊)規制条例の制定を訴えている。

CTOOのGenerose Tecson氏は消費者に対し、ホームシェアアプリを通じて部屋を借りるときには、事業者登録が行われているかどうかを確認するよう求めている。外国人観光客とホームシェア事業者との間でトラブルが発生したためだ。

カナダ人のScott McCullochさんは、予約サイトTripAdvisorを通じて市内のコンドミニアムを予約した。去年12月1日から今年1月3日までの宿泊料金を事前に全額払い終えていたが、滞在中の12月15日に地震が発生、建物にひびが入ったことを発見し、滞在中止を決めた。コンドミニアムの所有者に返金を求めたところ、「検査の結果、建物に問題は認められない。そのため返金対応はおこなわない」と答えが帰ってきたという。

Tecson氏は、コンドミニアムは事業者登録をしておらず、残念ながら市が問題に介入することは困難であると語った。こういった宿泊施設ではセキュリティも保証されていない。一部のホームシェア事業者は事業者登録を拒否しており、税金も納めていないとのことだ。同氏は、マンションデベロッパーに対し宿泊スぺ-スとして貸し出している部屋のリストを提示するよう依頼したが、唯一「One Oasis in Ecoland」のみが回答したことを公表した

現在、CTOOは2019年の総観光入込客数を集計しているが、ホームシェア事業の実態がつかめていないため、正確な統計を出すことは難しい。

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