【News】アグダオ地区で新型コロナ集団検査を実施、感染者にはワクチン接種を受けた医療従事者も

アグダオ公設市場

4月5日(月)、ダバオ市のサラ・ドゥテルテ市長は、地元のラジオ番組に出演し、ダバオ市保健局がアグダオ地区の300人を対象に新型コロナウィルス検査を実施したところ、同地区の保健所に勤める医療従事者や公設市場店舗の従業員ら9名から陽性反応が確認されたと報告した。

今回の集団検査で陽性が確認された9名はいずれも無症状であったが、医療従事者は新型コロナワクチンの1回目を最近接種した者であったと報告されている。この医療従事者がワクチン接種以前に感染していたのか、接種後に感染したのかはわかっていない。

サラ市長は、5日(月)にダバオ最大の公設市場であるバンケロハン公設市場においても大規模な新型コロナウィルス検査を実施したと述べ、公設市場は人が密集する機会が多く、新型コロナ感染のリスクが高い場所にひとつであるという認識を述べている。

市長令2021年12号によると、ダバオ市内の公設市場の営業時間は月曜日から日曜日の朝3時から夜6時までに制限されているが、営業時間の短縮命令は公設市場が感染リスクが高いという理由ではないとサラ市長は付け加えている。

ダバオ市では、新型コロナウィルスの集団検査を積極的に実施していくことで感染の拡大とクラスターの発生を抑制することを目指している。最近発行された市長令18号においても新型コロナウィルスに関して強化された監視と対応を実施することを命じており、今後しばらくは市内各所で集団検査が多く実施されることになりそうだ。