【News】ダバオ市議会、日本の資金支援を受けて廃棄物発電プロジェクトの再検討を提案

ゴミ処分場

ダバオ市ルイ・ジョン・ボングヤン市議会議員が、深刻化するゴミ問題に対して、廃棄物発電(WTE)プロジェクトの再検討を提案した。この提案は、環境・天然資源委員会の委員長である、テムジン・オカンポ議員がダバオ市の1日あたりの廃棄物排出量が650トンから1000トンに達すると推定されることに懸念を表明したことから生まれた。

WTEプロジェクトが必要とするスペースは1ヘクタール未満であり、日本政府はプロジェクトの半分を惜しみなく資金援助している。ボングヤン氏はこれはダバオが日本から受けた最大の助成金であると述べた。しかし、2023年1月26日付の国際協力機構(JICA)の書簡では、WTEプロジェクトに資金を提供するのではなく、あくまでもWTEに関する調査を行う責任があることが明確にされている。

ボングヤン氏は、ダバオ市環境天然資源局(以下Cenro)のごみ収集の効率性を認めたが、市の人口増加による廃棄物の増加を強調した。ニュー・カルメン市の衛生埋立地が満杯になったため、Cenroは新しい埋立地の開発に取り組んでいるが、オカンポ氏は、新しいゴミ処理場は包括的な解決策ではないことを強調し、廃棄物全体を減らすために新しい技術を取り入れるよう促した。

しかし、ダバオ市を拠点とする環境保護団体「Interfacing Development Interventions for Sustainability(IDIS)」は、廃棄物ゼロ政策希望リストの中で、環境と公衆衛生に悪影響を及ぼす可能性を挙げ、WTEプロジェクトに反対を表明した。どちらにせよ、現在の埋立地は満杯であり、人口と比例しゴミも増加し続ける中で、人間、環境、生態系が安全を維持できるシステムを一刻も早く徹底しなければならないだろう。

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