【News】NGO、売春を助長しているとして売春婦に与えられた職業許可を疑問視

ダバオ

10月5日、SMシティ・ダバオで開催された「Kapehan sa Dabaw」の中で、非政府組織は売春に従事する女性に与えられている許可証について懸念を表明した。体を売ることは合法的な仕事として分類されるべきではない。しかし、社会から疎外された女性にとって、売春は生存のための選択肢と見なされることもあるという。

非政府組織のLawig BubaiのLor Pabunag事務局長によると、約600人の女性が手続き済みの職業許可証を持ち様々な施設で働いているという。職業許可を与えることで、ゲスト・リレーション・オフィサー、マッサージ・アテンダントやダンサーのような役割を担ったり、ヘルスカードやアポイントメントカードを取得したりすることができる。

ダバオ市の女性開発条例を規定する市条例第5004号では、ダバオの地方自治体(LGU)は娯楽産業に従事する女性のニーズを満たすため、社会経済的支援を提供することが義務付けられている。これには、ナイトクラブ、デイクラブ、カクテルラウンジ、その他同様の施設で働く女性も含まれる。また、バーやビアハウス、映画、ビーチリゾートなどで働いている女性も含まれる。

しかし、非政府組織は、一見犯罪行為を規制しているように見える法律の存在に疑問を呈し、政府が売春婦として認めるのではなく、エンターテイナー、ダンサー、マッサージ・アテンダントなどとして職業許可を発行していることを、売春を助長しているように見えると批判した。売春の根本原因に取り組み、女性が売春をせずとも、自立した生活を送れるための支援が必要である。

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